2017年02月16日

プレミアムワイン会Vol.23〜レポート

Prive
wine-kai

Le 15e Février 2017
PREMIUM WINE
~Vol.23~
Ch. SOCIANDO MALLET



23回目のプレミアムワイン会は、

ボルドー無冠の帝王Ch.ソシアンド・マレの

1997~2009年の6ヴィンテージの飲み比べ!

6種を同時にグラスに注ぎ、比較テイスティングを

お楽しみいただきました!




icon152 JACQUART BRUT MOSAIQUE
【葡萄品種】 シャルドネ40%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ30%

食前酒のジャカールは、

モンターニュ・ド・ランスやコート・デ・ブランのグラン・クリュを含む

使用ワインの90%以上がプルミエクリュより格上という

品質重視のシャンパーニュ!

2007~2009年にはノーベル賞の公式晩餐会にて提供され、

エールフランスやブリティッシュエアウェイズ等、

多くの航空会社やホテルで正式採用されています。

きめ細やかな泡立ち、やや濃いめの色合い。

3品種がバランスよくブレンドされた

シャンパーニュのスタンダードです!




Ch. SOCIANDO MALLET
【葡萄品種】 カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー40%、カベルネ・フラン 5%

1633年にバスク出身の貴族、

ソシオンド(Sociondo) が命名し所有した歴史あるシャトー。

1831年、当時のオーナーのマリー・エリザベス・アラレの姪と結婚した

アキーユ・マレの名をとりソシアンド・マレとなりました。

1932年、クリュ・ブルジョワに、

2003年、クリュ・ブルジョア・エクセプショネルに昇格するも、

ブルジョアの格付けに甘んじることを潔しとしない

現オーナージャン・ゴウトロウ氏はブルジョアの地位を返上し、

ブルジョア組合を脱退、現在まで無格付けのまま

品質向上にまい進しています。




icon152 2009

近年のグレートヴィンテージ!

カベルネソーヴィニヨンの比率が高く、かなりの長期熟成型と思われます。

果実味の凝縮度が高く、渋味、酸味がしっかりとしています。

今回テイスティングの6アイテム中、もっとも完成度が高かったですが、

飲み頃はあと5~10年は待った方がよさそうです!



icon152 2007

2009年に比べコンパクトにまとまった印象。

渋味、酸味はしっかりとしていて

もう少し熟成した方がよさそうです。



icon152 2006

2007年と1年しか違いませんが、

この2006年は、渋味、酸味のカドがとれて、

丸みのある味わいに仕上がっています。



icon152 2002

今回の6ヴィンテージ中、もっともメルロの比率が高いと思われます。

熟成はピークを迎えており、今が飲み頃。

透明感が現れてきたガーネット色、心地よい熟成香、

渋味、酸味、果実味が溶け合い一体となった味わい。

今回テイスティングの中では、評価の高かった一本です!



icon152 1999

色合いはよりガーネット色が進んでおり、

熟成香も心地よく漂っています。

口当たりはなめらかで、飲み頃を迎えていますが、

2002年よりも渋味、酸味は感じられます。



icon152 1997

20年を経過し、程よく熟成が進んでいますが、

まだまだ若々しさも保っています。

熟成の中にも、しっかり感を感じることが出来き、

長命なソシアンド・マレを象徴するワインです!


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icon28 ミートパイ 完熟トマトソース icon28

今回は赤ワイン6種のテイスティングなので前菜もお肉料理!

特製のミンチを手折りのパイ生地で包んだミートパイ!

サクサクのパイとジューシーなお肉!

赤ワインにピッタリな一皿です!




icon28 ヒナドリのロースト 黒胡椒の風味 icon28

メイン料理は、ヒナドリの丸焼き!

パリパリの皮とやわらかなお肉を生かすため、

ソースは使わず、黒胡椒の風味を効かせてみました!

新玉ねぎなどのお野菜もいっしょにローストして

お召し上がりいただきました!





ありがとうございました face02
  


Posted by 葡萄酒家とテリーヌテリーヌ at 12:00Comments(0)ワイン会