2018年11月29日

プレミアムワイン会Vol.31~レポート

Prive
wine-kai

Le 28 Novembre 2018
PREMIUM WINE
~Vol.31~
* Cos d’Estournel *



今年最後のプレミアムワイン会のテーマはCh.コス・デストゥーネル!

先日開催の生産者セミナーへ参加し、

しっかり学んだ成果を披露しました!

セミナーの模様はicon76コチラをご覧ください!




icon152 2014 Cos d'Estournel Blanc
【A.O.C.】 ボルドー・ブラン 【葡萄品種】 ソーヴィニヨン・ブラン66% セミヨン34%

2005年から造られる白ワイン。

サンテステフ村からジロンド川を下った

グレ地区にソーヴィニヨン・ブランとセミヨンの畑を所有しています。

その面積はわずか2.3haで、生産量は極めて少量。

樽熟成による味付けを好まず、

葡萄の自然な風味を目指しています。

やや濃いめの色合い、柑橘系の爽やかな香り!

繊細な果実味と柔らかな酸味!

後味に感じるバターのような甘味が心地よい♫

メドック地区の白ワインのスタンダード的な存在です!



icon152 2014 Goulee by Cos d'Estournel
【A.O.C.】 オー・メドック 【葡萄品種】 メルロ78% カベルネ・ソーヴィニヨン18% カベルネ・フラン4%

同シャトーが2003年からリリースする新しいスタイルのボルドー・ルージュ!

白ワインと同じグレ地区に葡萄畑は存在し、

醸造は同じオーナーがオーメドック地区に所有するCh.マルビュゼにて、

コス・デストゥルネルの醸造チームが行っています。

初期はカベルネソーヴィニヨン比率が高かったですが、

現在はメルロが主体となっています。

以前2000年代後半をテイスティングした際は、

輪郭のハッキリとしたニューワールド的味わいでしたが、

近年のものは、複雑味がありエレガントな、

メドックのスタイルに近づいている気がします!

コンパクトに上手にまとまった上質なメドックの赤ワインです!

オー・ブリオン風のボトル形状は、

新しいスタイルのボルドー・ワインということを

アピールするため・・・だそうです。



icon152 2014 Les Pagodes de Cos
【A.O.C.】 サンテステフ 【葡萄品種】 メルロ60% カベルネ・ソーヴィニヨン40%

コス・デストゥルネルのセカンドワイン。

生産量はファーストワインとほぼ同量です。

84の区画の中で、比較的樹齢の若い区画の葡萄で造られています。

ワイン名のパゴダは東洋の仏塔を意味し、

同シャトーが東洋の建築様式を用いているところから付けられています。

香りの第一印象は、若いメルロの特徴である青っぽい生木の香り。

渋味と酸味はしっかりとしています。

果実味はやや閉じ気味、

開くのに相当な時間がかかり、

それでいて完全に開くことはありませんでした。

残ったワインを翌日テイスティングしてみようと思います!



icon152 2006 Cos d'Estournel
【A.O.C.】 サンテステフ 【葡萄品種】 カベルネ・ソーヴィニヨン78% メルロ18% カベルネ・フラン3%

格付けの見直しが行われた場合、

1級昇格間違いなしといわれる同シャトーのメインワイン。

葡萄畑はCh.ラフィット・ロートシルトに隣接し、

同シャトーでは唯一カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に造られています。

優雅な芳香、深く美しい色合い!

とろりとした粘性の多い舌触り!

渋味、酸味はまろやかで、豊かな果実味に溶け込んでいます!

なめらかでスムーズな喉越し、長く恍惚感のある余韻!

スケールの大きな、まさにグラン・ヴァンです!



icon28 テリーヌ・ヴァリエ icon28

前菜はテリーヌのオールスター!

鴨とポークの田舎風パテ
エビとホタテのテリーヌ
若鶏とクルミのテリーヌ
テリーヌ・ド・ポー
野菜オムレツのテリーヌ
鶏パテとスパイスのテリーヌ
自家製スモークサーモン
プチキッシュ
南仏野菜のピクルス
オリーブのマリネ 
グジェール~ちいさなチーズシュー



icon28 アンガス牛のロティ icon28
きのこのバターソース


ボリューム感溢れる風味のコス・デストゥーネルに合わせて、

旨味タップリのアンガス牛のステーキを焼きました♫

きのことバター、そしてブランデーの風味のソースが、

お肉の旨味を引き立て、ワインに寄り添います icon06




ありがとうございました face02
  


Posted by 葡萄酒家とテリーヌテリーヌ at 17:00Comments(0)ワイン会