2019年04月10日

サン・テミリオン~予習

icon152 今週末からスタートの4月のワイン会!

テーマは『世界遺産のワイン③ ボルドー/サン・テミリオン』!

サン・テミリオンについてカンタンな予習です!



icon152 ボルドー地方の中心を流れる

ドルドーニュ河右岸に位置するサン・テミリオンの街は、

聖地サンティアゴ・コンポステラへの

巡礼時の宿場街として古くから栄え、

中世ヨーロッパそのままの街並みが現在でも残り、

その街全体が、1999年に世界遺産に登録されました。

icon152 サン・テミリオンのワインは歴史が古く、

紀元2世紀、ローマ軍の侵攻により、

葡萄栽培、ワイン醸造がもたらされたのが始まりです。

icon152 カベルネ・ソーヴィニヨン種主体のメドックと異なり、

メルロ種主体でワイン造りが行われ、

メドックよりもまろやかで果実のボリューム感を感じる

赤ワインに仕上がっているのが特徴です。

icon152 1936年、A.O.C.が制定、

さらに1955年格付け制度が制定され、

グラン・クリュ・クラッセが誕生しました。

現在のA.O.C.は以下の通り。

①サンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ
②サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセ
③サンテミリオン・グラン・クリュ
④サンテミリオン
このうち①のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセは、

ABに格分けされ、

格付けは②のグラン・クリュ・クラッセと合わせて

3階級に分類されています。

プルミエ・グラン・クリュ・クラッセAには、

4つのシャトーが認定されています。

Ch. Ausone
Ch. Cheval Blanc
Ch. Angelus (2012年昇格)
Ch. Pavie (2012年昇格)

プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBは、

2012年の改訂で14シャトーが存在しています。

この格付けは10年ごとに更新され、

昇格や降格になるシャトーが出てきますが、

2006年の更新時には、

降格になったシャトーが裁判で無効を訴える事例が起こり、

事実上降格シャトーは無くなるものと思われます。

次回2022年の更新が注目ですネ。

icon152 今回のワイン会では、

③A.O.C.サンテミリオン・グラン・クリュと、

④A.O.C.サンテミリオンのワインが登場します!

①プルミエ・グラン・クリュ・クラッセと、

②グラン・クリュ・クラッセのワインは、

いつかプレミアム・ワイン会で♫

icon152 ワイン会のご案内はicon76コチラをご覧ください!
  


Posted by 葡萄酒家とテリーヌテリーヌ at 17:30Comments(0)★葡萄酒家のワイン話