2021年11月26日

2001年

face01 今年二十歳を迎えるお子様の、

生まれ年のワインのご注文をいただきました。

成人式が近くなると、

同じお問い合わせをよくいただきます。

20年が経過しているワインとなると、

条件がかなり限定されます。

ワインには飲み頃があり、

それを過ぎてしまうと風味は落ちていきます。

世に出回るワインの大半は、

数年以内に飲んだ方が良いもので、

ごく一部、長期熟成に耐えうるワインが生産されています。

20年の熟成に耐えうるのは、上質な赤ワイン、

極甘口の貴腐ワイン等があります。



icon152 2001 Robert Sarotto Barbaresco Riserva Villa Aurora

今回お勧めしたのはイタリア赤ワインの最高峰バルバレスコ。



icon152 イタリアの最高級ワイン産地ピエモンテ州で、

最高の造り手の一人 ロベルト・サロット氏。

先代で、父でもあるアンジェロ・サロット氏が、

仕込んだバルバレスコを、飲み頃に出荷しようと、

一部をセラーで貯蔵したまま忘れ去られ、

近年、その旨を記した日記とともに発見されたという珍品。

樽熟成後ステンレスタンクで貯蔵されていたため、

最高の状態で熟成が進み、

驚きの品質に到達していました。

長期熟成型のバルバレスコの本領発揮の逸品。

二十歳の記念日にふさわしいワインです face02
  


Posted by 葡萄酒家とテリーヌテリーヌ at 17:30Comments(0)★葡萄酒家のワイン話