2023年05月28日

【ワイン会】レポート~2023年5月

Le 183
TerrineTerrine & 葡萄酒家
WINE-KAI

* ドイツの赤ワイン!*



5月のワイン会全日程が終了しました!

多くのご参加ありがとうございました!

今回のテーマは『ドイツの赤ワイン』の飲み比べ!

比較しやすいように4アイテムを、

同一のワイナリー『ベルンハルト・コッホ』で揃えました!


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icon1162019 Pinot Meunier Sekt Rosé Brut
【葡萄品種】ミュラーレーベ(ピノ・ムニエ)100%

ドイツにおいて栽培量5位の黒葡萄品種、

ミュラーレーベを用いたゼクト(スパークリングワイン)です。

ミュラーレーベはドイツにおけるピノ・ムニエの別名で、

同品種はシャパーニュにも用いられる黒葡萄品種です。

優雅で芳醇な香り、充実した果実味、上質な酸味、長い余韻。

通常ロゼのスパークリングワインは、

赤ワインと白ワインを混ぜて造られますが、

このゼクトは、ロゼワインを二次醗酵させて造られる、

生粋のロゼ・スパークリングワインです。



icon152 2020 Dornfelder Trocken
【葡萄品種】ドルンフェルダー100%

ドイツにおいて栽培量2位の黒葡萄品種、

ドルンフェルダーを用いた赤ワイン。

同品種は1955年にへルフェンシュタイナー種と、

ヘロルドレーベ種を交配させて作られた人工品種で、

1980年にワイン用葡萄品種として認可されました。

渋味、酸味、果実味のバランスの調ったミディアムボディ。

コスパも非常に高く、

日常的に楽しめる飲み飽きしない逸品です。



icon152 2021 Spatburgunder Vom Loss Trocken
【葡萄品種】シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)100%

ピノ・ノワール種はドイツにおいて栽培量1位の黒葡萄品種で、

世界ではフランス、アメリカに次いで第3位です。

樽の使用を最小限に抑え、

葡萄品種の純粋な味わいを表現しています。

透明感のある色合い、優雅な香り、

チェリーを思わせる優しい果実味。

ドイツでは伝統品種のピノ・ノワールですが、

以前と比べても果実味あふれ、

見違えるようなワインに成長しています。



icon152 2020 Cabernet Dorsa Trocken
【葡萄品種】カベルネ・ドルサ100%

カベルネ・ドルサ種は上記のドルンフェルダー種と、

バイエルン州土着の黒葡萄、

ブラウフレンキッシュ種の交配品種で、

ドイツにおける栽培量は13位。

色濃く、樽熟成に耐えうる、しっかりとしたフルボディが特徴。

上記のシュペートブルグンダーとは対照的な濃厚な色合い。

ブルーベリー等の黒系果実の風味!

お肉料理にもよく合う、これからが期待の赤ワインです。


テイスティング総評

近30年で生産量が倍増したドイツの赤ワイン。

1990年代のドイツの赤ワインは、

一部最上級品を除くと、

全体的に色調が薄くロゼワインの様で、

味わいも酸味が目立ち、果実味に乏しい印象でした。

30年後の現在では、見違える程の成長を遂げています。

果実味溢れ、渋味、酸味とのバランスも良い。

ワイン巧者ドイツならではの、

ハイコスパで完成度の高い赤ワインが産出されています。



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icon28 自家製ベーコンとザワークラウトのサラダ仕立て icon28

自家製のザワークラウトとベーコンを、

紫玉ねぎ、レタスとともにサラダ仕立てにしました。

ロゼのゼクトや、3種の赤ワインとともに。



icon28 自家製ソーセージとレンズ豆の煮込み icon28

南ドイツの家庭料理でレンズ豆を使ったスープ『アイントプフ』を、

自家製ソーセージを使ってメイン料理にアレンジしました。

レンズ豆の深い味わいとソーセージの旨味が、

赤ワインにとてもよく合っています。



ありがとうございました!!



icon152 2023年6月のワイン会のテーマは、

BORDEAUX

赤ワインだけではない多彩なワインの名産地ボルドー!

スパークリングワイン、白、ロゼ、赤、貴腐、

5種類のボルドーワインをお楽しみください!

ご案内は明日、当ブログにて!
  


Posted by 葡萄酒家とテリーヌテリーヌ at 19:30Comments(0)ワイン会