2019年02月28日

プレミアムワイン会Vol.32~レポート

Prive
wine-kai

Le 27e Février 2019
PREMIUM WINE
~Vol.32~

* Bollinger Rouge *



今年最初のプレミアムワイン会、

満席のご参加、ありがとうございました!

今回のテーマは、シャンパーニュの名門、

ボランジェ社が造る赤ワインと、

ブルゴーニュのグランクリュ、プルミエクリュの飲み比べ!




icon152 Patrick Soutiran Rose Grand Cru
【A.O.C.】シャンパーニュ 【葡萄品種】シャルドネ、ピノ・ノワール

アペリティフはロゼのシャンパーニュ。

パトリック・スティランは、シャンパーニュにおける

ピノ・ノワール種の銘醸地アンボネ村にて創立。

グラン・クリュの葡萄のみを使用し、

高品質少量生産主義を貫いています。

ロゼ・シャンパーニュは、

グラン・クリュのシャルドネ種100%のリザーヴワインに、

コトー・シャンプノワをブレンドするという贅沢な造りです。

淡いサーモンピンクの色合い、

イチゴを思わせるチャーミングな香り。

クリーミーな泡立ちと柔らかな口当たり。

全体的に優しさを感じる風味。

早春にピッタリな繊細な味わいのシャンパーニュです。



icon152 2013 Bollinger Coteaux Champenois
La Côte Aux Enfants Aÿ Rouge

【A.O.C.】コトー・シャンプノワ 【葡萄品種】ピノ・ノワール100%

シャンパーニュの大御所ボランジェが造る赤ワイン。

コトー・シャンプノワはシャンパーニュ地方において、

赤、白、ロゼの非発泡性ワインのA.O.C.ですが、

シャンパーニュの需要が高まってきている近年では、

生産されない年もあるほど希少なワインです。

ボランジェのコトー・シャンプノワは、

ピノ・ノワールの銘産地アイ村のグラン・クリュ、

『ラ・コート・オー・アンファン』の葡萄を100%用いて造られます。

芳醇な香り、やや濃いめの色合い。

果実の凝縮感が際立ち、それを上質な渋味と酸味が支えています。

クラシックな造りとは対照的な、現代的でハッキリとした味わいです。



icon152 2008 Chistian Clerget Echézeaux
【A.O.C.】エシェゾー 【葡萄品種】ピノ・ノワール100%

クレルジェは代々ヴージョに本拠を置く家族経営のドメーヌ!

1990年代に現当主クリスティアンに引き継がれ、急速に品質が向上、

2000年代に入り、新世代のブルゴーニュの担い手の一人と

高評価を得るようになりました!

酸味がこなれ、熟成感が出始めています。

香り、味わいともに繊細で優雅。

複雑味もあり、余韻も長く心地よい。



icon152 2003 Cellier des Ursulines
Pommard 1er Cru Les Arvelet

【A.O.C.】ポマール・プルミエクリュ 【葡萄品種】ピノ・ノワール100%

ブルゴーニュ・ファンの注目を集めるセリエ・デ・ウルシュリーヌは、

ドメーヌのカーヴに眠る在庫を全量買い取ることで、

良質なワインを、良心的価格で販売する気鋭のネゴシアンです。

15年を経ていますが、ポマールらしい力強さは健在。

ほどよい熟成感と若々しさが同居する逸品です。



icon152 2012 Vincent Pinard
Sancerre Rouge Charlouise

【A.O.C.】サンセール 【葡萄品種】ピノ・ノワール100%

ロワール地方、サンセールは、

世界的なソーヴィニヨン・ブラン種の白ワインの銘醸地ですが、

ピノ・ノワール種の赤ワインの名産地でもあります。

ピナール家は1780年から20代続く名門で、

現当主ヴァンサン・ピナールは赤ワインの専門家。

ブルゴーニュのプルミエ・クリュに匹敵する

サンセール・ルージュを造りだしています。

しっかりとした味の厚みを持つフルボディ。

今回の4アイテムの中では、ヴィンテージが若く、

良作な年の為あり最もパワフル。

価格もブルゴーニュのプルミエ・クリュと同等なので、

このクオリティの高さは納得です。


【テイスティング総評】

ボランジェ・ルージュが想像以上に

現代的な味わいだったことに驚きました。

ブルゴーニュよりも北にある産地ですがボディの厚みがあり、

渋味、酸味、果実味のバランスが素晴らしかったです。

ブルゴーニュの2本は、期待を裏切らない高品質。

エレガントさと複雑味のある味わいは、他の追従を許しません。

サンセール・ルージュの充実ぶりにも感嘆。

サンセールは、ロワール河最上流地域に存在し、

地理的にもブルゴーニュに近く、

今後、ピノ・ノワール種の赤ワインも注目したいですネ。


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icon28 Escargot icon28

前菜はブルゴーニュ名物エスカルゴ!

香ばしく焼き上がったガーリックバターの風味が、

食欲をそそります!



icon28 Bœuf Bourguignon icon28
仔牛の赤ワイン煮


メイン料理は仔牛スネ肉の赤ワイン煮!

ブルゴーニュの郷土料理なので、

ピノ・ノワール種の赤ワインにピッタリ!

ワインが進みます♫




ありがとうございました face02
  


Posted by 葡萄酒家とテリーヌテリーヌ at 17:30Comments(0)ワイン会