2023年04月20日

【蝋封】ワインコルク



icon152 しばしばコルクを蝋封してあるワインがあります。

自然派ワインに多く、酸化防止剤無添加の為、

蝋封して空気の侵入を防止する目的です。(注1)



icon152 蝋封コルクの抜栓はケッコウ大変icon10

蝋を剥がさず直接スクリューを突き刺して、

抜栓される方も多いようですが、

かなりの確率で蝋屑がワインに混入するので、

おすすめはしません。



icon152 最近はナイフを入れるとパリパリッと剥ける、

ワイン用の蝋封もどきのような素材のものもあります。

画像のように剝がれるようにキレイに剥けます。

昔のガチガチの蝋封よりもスムーズです。



icon152 いずれにしても蝋屑は多少飛び散るので、

テーブルではなくキッチンやバックヤードで、

蝋を剥がしておくことをおすすめします。



icon152 蝋を剥がしたら、

濡らした布等で瓶口をよく拭いて、

ワインに蝋屑が混入しないようにゆっくりと、

細心の注意を払って抜栓します。

それでも蝋屑がワインに入った場合は、

茶漉し等で取り除きます。

かなりメンドクサイですが、

美味しいワインを届けたいという、

生産者の思いを受け止めましょう icon06


注1・・・ワインに使用される酸化防止剤は、
『亜硫酸塩』と呼ばれる物質です。
これは葡萄の醗酵過程において、
葡萄が酸化に対する自己防衛のために、
自然発生させる物質で、
全てのワインに含まれています。
酸化防止剤はこの作用を応用しています。
私(葡萄酒家)の個人的意見としては、
酸化防止剤は最小限使用して、
ワイン造りを行った方が、
安全だと思います。


icon152


2023
icon48 SPRING SELECTION
icon48
* VOLA VOLÉ *


icon152 春の葡萄酒家セレクションワインセット!

ワインリストはicon76コチラをご覧ください!
  


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2023年03月19日

【オレンジワイン】



icon152 白、ロゼ、赤に続く第4のワイン、アンバーワイン。

ジョージア(旧グルジア)を発祥とする、

琥珀色をした美しい色合いのワインです。

オレンジワインとも呼ばれていますが、

果物のオレンジを使ったワインと誤解されやすいので、

近年ではアンバー(琥珀色)ワインに、

名称を統一する動きのようです。

白葡萄を用い、果汁を果皮や種子とともに醗酵させることで、

濃い色合いや、タンニン(渋味)を抽出して造ります。

白ワイン   【葡萄】白【醸造】果汁のみ
ロゼワイン  【葡萄】黒【醸造】果汁のみ
赤ワイン   【葡萄】黒【醸造】果汁、果皮、種子
アンバーワイン【葡萄】白【醸造】果汁、果皮、種子

白葡萄を用いること以外は赤ワインと同じ醸造法です。

味の印象は、渋味、苦味を伴う辛口白ワインといったカンジ。

従来の白、ロゼ、赤とは明らかに違う風味です。



icon152 今月のワイン会では、スペイン、ポルトガル、

そしてジョージアのアンバーワインを、

飲み比べていただいてます。

使用葡萄品種や熟成の方法で、風味も様々です。

ジョージアの郷土料理とともにお楽しみください。


icon152 ワイン会後半のお席の状況はicon76コチラをご覧ください。
テイスティングワインicon76ワインリスト
ワイン会の料理icon76前菜メイン料理
  


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2022年11月15日

ボジョレーヌーヴォー航空便仕入見送りのお知らせ

ボジョレーヌーヴォー航空便仕入見送りのお知らせ

11月第3木曜日はボジョレーヌーヴォー解禁日ですが、

今年は、航空運賃増大等の影響により、

航空便のヌーヴォーの価格が高騰したため、

解禁日当日の販売を見送ることにしました。



ボジョレーヌーヴォー船便入荷のお知らせ

船便が12月初頭に入荷、

価格は昨年並みの予定です。

【入荷予定ボジョレーヌーヴォー】
Domaine Chassagne
Beaujolais-Villages Primeur


入荷しましたら当ブログにて、

ご案内いたします。

※画像は2018年のシャサーニュのヌーヴォーです。
  


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2022年07月09日

イタリアワイン試飲会



icon152 イタリアワイン・食材の専門商社の試飲会に、

参加させていただきました!

葡萄酒家とは長くお取引をさせていただいており、

ただいま販売中の夏の白ワインセットや、

秋の周年記念赤ワインセットを、

プロデュースしていただいています!



icon152 福岡では初めての開催だそうです!

初めてテイスティングするアイテムも多く、

目移りします face01icon10



icon152 主に、今秋の15周年記念赤ワインセット用の、

赤ワインを中心に試飲しました!

高品質でハイコスパな赤ワインが多数あり、

セレクトが楽しみです♫

乞うご期待 face02icon22


icon152


2022 Summer Selection
* Bianco Festa *


icon01 夏のイタリア白ワインセット!

大好評販売中!

ワインリストはicon76コチラをご覧ください!
  


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2022年07月04日

ドメーヌ・レゾン訪問記~2022年6月28日



icon152 北海道中富良野のワイナリー、

ドメーヌ・レゾンを訪問しました。

醸造長に、醸造所をご案内いただきました。

丁寧なご案内、ありがとうございました。



icon152 醸造所隣接の葡萄畑は、訪問者の観光用。

実際の畑は5キロ程離れた場所にあるそうです。



icon152 収穫した葡萄の選果テーブル。

周囲に林立しているのは醗酵タンクです。



icon152 葡萄房の枝葉を取り除き、果実を破砕する除梗・破砕機。



icon152 白葡萄の圧搾機。

筒状のタンクの中でバルーンが膨らみ、

葡萄をタンク側面に押し付けて搾汁します。



icon152 黒葡萄の圧搾機。

上からプレスをかけ搾汁する伝統的なスタイル。



icon152 スティルワインの発酵タンク。



icon152 スパークリングワインの二次発酵タンク。

二次醗酵を瓶ではなくタンクで行うシャルマー式。



icon152 樽熟成中のワイン。



icon152 ボトル詰め、コルク打ち、ラベル貼りを連続作業で行うライン。



icon152 醸造所に隣接する山羊牧場。

循環農法を取り入れているそうです。

この山羊乳を使ったソフトクリームicon121が人気。



icon152 山羊がモチーフのエチケット。



icon152 2021中富良野ソーヴィニヨンブラン

中富良野産ソーヴィニヨン・ブラン種100%の白ワイン。

蔵出しされたばかりの2021年ヴィンテージ。

収穫時期を2回に分け、

フレッシュな酸味が残る1回目収穫分と、

果実が熟した2回目収穫分をブレンドすることで、

バランスのよい味わいに仕上げてあります。



icon152 2020中富良野シャルドネ

中富良野産シャルドネ種100%の白ワイン。

樽醗酵・樽熟成を行い、

まろやかでコクのある味わいに仕上げてあります。

2020ジャパン・ワインチャレンジ銀賞。



icon152 2020中富良野ルージュ

中富良野産ツヴァイゲルトレーベ67%と、

富良野産ピノ・ノワール33%による赤ワイン。

中富良野の気候・土壌に、

ツヴァイゲルトレーベ種はよく合っているそうですが、

タンニンが強すぎるためピノ・ノワールをブレンドし、

ワイン全体の風味を整えているそうです。


※ドメーヌ・レゾンのワインは、
当店では販売しておりません。
ご興味のある方はドメーヌの、
icon76オンラインショップを、
ご利用ください。
  


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2022年04月08日

マールとグラッパ



icon116 ワインを造る際に葡萄果汁を絞った後に残る、

果皮や種子を蒸留して造った蒸留酒を、

フランスではマール、イタリアではグラッパと呼びます。

ブランデーの一種ですが、

濃厚な一番果汁を使うブランデーよりも、

口当たりが軽く柔らかいのが特徴。


icon116




icon116 Louis Jadot
Vieux Marc de Bourgogne A La Mascotte


ブルゴーニュの大御所ルイ・ジャドのマール。

おなじみのバッカスの紋章のエチケット。



icon116 香り高く、柔らかい口当たり、長い余韻。

マールは樽熟成を行っていることがほとんどなので、

大きめの丸いグラスで、手で温めながら、

芳醇な香りを楽しみたいですネ♫

icon76ルイ・ジャド社訪問記


icon116




icon116 Distilleria Pilzer Grappa di Moscato Rosa

北イタリア、トレンティーノに本拠を構えるピルツァー社。

グラッパ専門の蒸留所です。

周辺のワイナリーから直接、搾汁後の葡萄粕を集め、

良質でコスパの高いグラッパを造っています。



icon116 グラッパは樽熟成を行わないものが主流。

キリっと冷やして小さめのグラスでキュっと飲みましょう!

エスプレッソを飲んだ後のカップに注いで飲むのもGOOD icon100
  


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2021年11月26日

2001年

face01 今年二十歳を迎えるお子様の、

生まれ年のワインのご注文をいただきました。

成人式が近くなると、

同じお問い合わせをよくいただきます。

20年が経過しているワインとなると、

条件がかなり限定されます。

ワインには飲み頃があり、

それを過ぎてしまうと風味は落ちていきます。

世に出回るワインの大半は、

数年以内に飲んだ方が良いもので、

ごく一部、長期熟成に耐えうるワインが生産されています。

20年の熟成に耐えうるのは、上質な赤ワイン、

極甘口の貴腐ワイン等があります。



icon152 2001 Robert Sarotto Barbaresco Riserva Villa Aurora

今回お勧めしたのはイタリア赤ワインの最高峰バルバレスコ。



icon152 イタリアの最高級ワイン産地ピエモンテ州で、

最高の造り手の一人 ロベルト・サロット氏。

先代で、父でもあるアンジェロ・サロット氏が、

仕込んだバルバレスコを、飲み頃に出荷しようと、

一部をセラーで貯蔵したまま忘れ去られ、

近年、その旨を記した日記とともに発見されたという珍品。

樽熟成後ステンレスタンクで貯蔵されていたため、

最高の状態で熟成が進み、

驚きの品質に到達していました。

長期熟成型のバルバレスコの本領発揮の逸品。

二十歳の記念日にふさわしいワインです face02
  


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2021年01月25日

エラーラベル



icon152 入荷したワインをセラーの中に並べていたところ・・・

ん? 何か違和感を感じる・・・(・・?

ラベルに縦線が入っている・・・(?_?)



icon152 よく見るとラベルが真っ二つ・・・Σ( ̄□ ̄|||)

切断されたラベルが等間隔で張られている・・・(◎_◎;)

曲がったり、ずれてたりするのは時々ありますが、

こんなのは初めて見ました ( ̄▽ ̄;)

中身のワインは問題ないので、

このまま販売いたします<(_ _)>
  


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2020年09月23日

10月1日酒税法改正

10月1日より酒税法が改正となります。

今回の改正の目的は、

① ビール、発泡酒、第3のビールの酒税一本化、

② 同じ醸造酒である日本酒とワインの酒税差の是正です。

いずれも3段階で実施され、まず今年10月1日に一回目の増減税、

2023年に二回目、最終的に2026年に増減税が行われ、

①と②が達成される予定だそうです。



WINE SHOP 葡萄酒家では、

①の取り扱いが無い為、

②についてお知らせいたします。

今回、ワインは1本(750ml)あたり約7.5円の増税、

日本酒は720mlあたり約7.2円の減税となります。

ワインの増税は10円未満ですので、

10月1日以降も、現在の店頭価格のまま販売いたします。

10月1日以降に新入荷したワインで、

輸入元からの仕入価格が変更になった場合のみ、

販売価格に反映させていただきます。

日本酒に関しましては、常設販売はしておらず、

ひやおろし等の季節酒をスポットで販売するのみなので、

従来通り、その時の蔵元からの仕入価格を元に、

販売価格を決定したいと考えております。

どうぞよろしくお願いいたします。
  


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2020年07月12日

再会のワイン!



icon152 2015年に行った仏ワイナリーツアー!

ご参加のお客様が、

現在でも年に数回お集まりになられて、

思い出話に花を咲かせます♫

当時、訪問したワイナリーのひとつが、

ブルゴーニュ、ルイ・ジャド社!



icon152 今回のお集まりでお出ししたワインの一本が、

2014 ルイ・ジャド・フィサン!



icon152 ワイナリー・ツアーの前年2014年秋に収穫され、

丁度、ルイ・ジャド社訪問時には、

仕込まれたばかりで樽に入って、

地下カーヴに保管されていたワインです!

5年ぶりの再会・・・

・・・と、思うと感激もひとしお icon06 美味しさ倍増 icon14 face05

こういう楽しみ方ができるのもワインの良いトコロですネ♫

ルイ・ジャド社訪問記はicon76コチラをご覧ください!
  


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2020年02月20日

ロベルト・サロット~テイスティング・セミナー



icon152 今日はイタリア・ピエモンテ州のトップ生産者、

ロベルト・サロットのテイスティング・セミナーに

参加させていただきました!



icon152 講師はオーナー醸造家ロベルト・サロット氏!



icon152 愛娘エレーナさんを連れて5年ぶりの来日!



icon152 白ワイン2種、赤ワイン5種、計7種のテイスティング!



icon152 歴史・家族・テロワール・哲学の4つの柱を中心に、

ワイン造りを行っているそうです!



icon152 最も興味深かった試飲アイテムがコレ!

2001年のバルバレスコ・リゼルヴァ!

造られて、しばらくの間忘れ去られていたワイン face08

現代的なワイン造りがモットーの同氏が、

古典的なワイン造りをしていた頃の貴重な一本!



icon152 3月のワイン会は、

『ロベルト・サロット』をテーマに開催いたします!

セミナーで学んだことを、いち早くお伝えしたいと思います!

お楽しみに face02


icon152 ワイン会のご案内はicon76コチラをご覧ください!
  


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2020年01月16日

1982 Ch.カロン・セギュール



icon152 1982 Ch. Calon Ségur

team フランス 2015の新年会でお持ちいただいた一本!

38年の時を経たボルドーのトップシャトー、Ch.カロン・セギュール!

1982年は、長い低迷を続けてきた同シャトーが、

奇跡的な復活を遂げた特別なヴィンテージ!

ロバート・パーカーJr.氏の評価では、

飲み頃は2015年から2040年face08icon77という長熟タイプ!

残る問題は保管状況・・・。

相応の経年状態のラベル。

リコルクは行われていないようで、

コルクは崩壊寸前・・・face07

抜栓中、真ん中あたりで折れ始めました・・・icon196icon10

慎重にコルクスクリューで固定し、

なんとか抜栓成功 face02icon22

~ 試飲 ~

輝くガーネット色!濁りは皆無!

心地よい熟成香を放ち、爽やかな果実香も健在!

渋味、酸味、果実味が溶け合い、一体となった味わい!

サッカーのカズ氏を思わせる

若さと円熟がうまくマッチした風味!

~ 後日談 ~

2日後、ボトルに1/5ほど残ったワインを飲んでみたところ、

まったくヘタレていなかたことに驚きました!

恐れ入りました<(_ _)>

  


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2019年12月29日

葡萄酒家の今年のTOP3!

icon152 2019年、一年間ありがとうございました!

今年、大好評いただきましたワインTOP3 !!

icon97 第一位 icon97



icon152 2018 Casa Vinicola Botter Carlo Zinfandel
【産地】伊プーリア州 【葡萄品種】プリミティーヴォ85%、他15%

10月のワイン会でお出ししたイタリアの赤ワイン!

包み紙のようなラベルが特徴的!

イタリア、ヴェネト州に1928年創立の家族経営のワイナリー、

ボッター・カルロが南イタリア、プーリア州の、

有機栽培葡萄を用いて造る赤ワイン!

果実の濃縮感があり、

渋味と酸味はきめ細かく、なめらかな舌触り!

スムースな喉越しと長い余韻!

リピートが続出した今年一番人気の赤ワインです!


icon97 第二位 icon97



icon152 2017 Cave de Tain
Crozes Hermitage Blanc Grand Classique

【A.O.P.】クロズ・エルミタージュ【葡萄品種】マルサンヌ100%

同じく10月のワイン会でお召し上がりいただいた、

仏コート・デュ・ローヌ地方の白ワイン!

カーヴ・ド・タンは北部ローヌの銘醸地エルミタージュで、

高品質なワイン造りが評判の葡萄栽培農家協同組合!

良質な葡萄を組合員の農家が持ち寄り、

共同の醸造所でワインを造る方式!

柔らかく甘い果実の香り、

トロリとしたなめらかな舌触り!

白桃のような果実味と、繊細な酸味!

後味に感じるかすかなほろ苦さが心地よい♫

赤ワイン主体のローヌ地方で造られる

白ワインの品質の高さに驚かれる方が多かったです!


icon97 第三位 icon97



icon116 Piper-Heidsieck Essentiel Extra Brut

クリスマス☆マーケットで大好評のシャンパーニュ!

パイパー・エドシックは、1785年創業、

マリー・アントワネットに献上され、

マリリン・モンローにも愛された、

華やかな歴史と伝統に彩られたシャンパンハウス!

現在ではカンヌ国際映画祭の、

公式シャンパーニュとしてよく知られています!

繊細な泡立ち、美しい金色の色合い、優雅な香り!

厚い果実味、きめ細やかな酸味、長い余韻!

シャンパーニュの王道ですネ♫


2020年もどうぞよろしくお願いいいたします face02
  


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2019年08月22日

イタリア土産

icon152 この夏、イタリアに行かれたお客様から、

ワインのお土産をいただきました!

北西に欧州最高峰モン・ブランを頂くヴァッレ・ダ’オスタ州!

北側の州境はフランスとの国境になっている為、

公用語はイタリア語とフランス語の両方が使われているそうです!

ワイン産地としてはメジャーではありませんが、

生産量の9割が赤ワインで、

土着の葡萄品種を用いて個性的なワインを造っています!



icon152 左の白ワインは、同州のベーシックな白ワイン!

葡萄品種は不明・・・開けてのお楽しみicon64

icon152 左中は同州の自然派の造り手Les Perirs Riensの白ワイン!

シャルドネ種と地元品種エルバルーチェ種を用いています!

白ワインながらアルコール度が14、5%もあるボリューム!

飲みごたえありそうicon65

icon152 右中は同ワイナリーの赤ワイン!

コルナランという土着の黒葡萄100%で造られた超個性派!

抜栓が楽しみicon06

icon152 右は同州で造られる蜂蜜のリキュール!

アルコールが38%ある甘口で、食後酒に良さそう icon77

ありがとうございます face05 いただきます face02
  


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2019年05月23日

金曜日の赤ワイン



icon152 2017 Viernes

ただいま開催中の今月のワイン会に登場の赤ワイン!

ラベルが4種類あるユニークなワイン!

左からジュークボックス、ドレス、ジャケット、ギター!

中のワインはどれも同じです!

ワイン名のヴィエルネスとは金曜日の意!

週末に気軽に楽しんでほしいという

生産者の遊び心溢れる粋な計らいicon06

今週末のワイン会、お席少し空いてます!

ぜひこのワインを楽しみに来てください!

お待ちしております face02

icon152 ワイン会のご案内はicon76コチラをご覧ください!
  


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2019年04月11日

シャンパーニュ・セミナー



icon152 シャンパーニュのテイスティングセミナーに参加しました!



icon152 紹介されるメゾンはボーモン・デ・クレイエール!



icon152 講師は同メゾンの最高醸造責任者オリヴィエ・ピアッツァ氏!



icon152 シャンパーニュ地方のテロワールの説明に始まり、

シャンパーニュの製法まで、1時間30分を超える熱意ある講習!



icon152 特に熱心なお話だったのが、クール・ド・キュヴェと呼ばれる、

同メゾンが実践する純度の高い果汁の圧搾法!



icon152 品質へのこだわりがヒシヒシと感じられました!




icon152 待望のテイスティングは6アイテム!



2012 Fleur de Meunier Brut Nature

同メゾンのこだわりである

ムニエ種100%で造られるブリュット・ナチュール!

うっすらとピンク色がかった濃い色合い。

いちごジャムを思わせる果実味。

後味に感じる甘味が特徴的で、

親しみのある味わいが好感を持てます。



Grande Reserve Brut

生産量の80%が輸出される同メゾンの主力シャンパーニュ。

使用葡萄品種はムニエ60%、シャルドネ25%、

ピノノワール15% と、黒葡萄が主体となっています。

キリッとした酸味とバランスの良い果実味。

口当たりは軽快で、飲み飽きしない味わいは、

シャンパーニュのスタンダードにふさわしい仕上がりです。



2009 Fleur Blanche Blanc de Blancs Brut Millesime

シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。

近年では葡萄の作柄が最良の2009年ヴィンテージ。

熟成したシャルドネ種の特徴である

ブリオッシュのような香ばしい香り。

厚い果実味と長い余韻。

複雑味もあり、今回のテイスティングでは、

もっとも完成度が高いと感じました。



2008 Fleur Noire Blanc de Noirs Brut Millesime

ピノノワール70%、ムニエ30%のブラン・ド・ノワール。

①と同様黒葡萄のみで造られていますが、

こちらの方がより洗練を感じます。

果実味は厚く、酸味は穏やか。

ほどよい熟成感が心地よく、

ブラン・ド・ブランとは対照的な味わいが、印象的でした。



2008 Fleur de Prestige Brut Millesime

ミレジメとしては最もベーシックなアイテムですが、

同メゾンがこだわる熟成シャンパーニュの味わいを、

存分に楽しむことが出来ます。

香ばしいナッツ系の香り、白桃のコンポートを思わせる果実味。

葡萄品種はシャルドネ50%、ピノノワール40%、 ムニエ10%。



Nostalgie Brut Millesime

同メゾンのプレステージ・シャンパーニュ。

10年以上の熟成を前提に造られているそうです。

12年を経過していますが、泡立ちは溌溂としており、

第一印象はドライな口当たり。

飲み込むほどに感じる心地よい熟成感。

ドライフルーツの風味や

高アルコールのリキュール感が持ち味。

料理に合わせるよりは、単体で楽しみたい逸品です。

葡萄品種はシャルドネ65%、ピノノワール30%、 ムニエ5%。


【テイスティング総評】

同メゾンがこだわるムニエ種という黒葡萄に注目。

ピノノワール種とシャルドネ種に隠れがちな同品種の持ち味を、

最大に生かすシャンパーニュ造りを行っているところに

同メゾンの強烈な個性を感じました。

もうひとつオリヴィエ・ピアッツァ氏が

何度も口にした『熟成』という言葉。

シャンパーニュは熟成させてこそ真価が現れるという

同メゾンのシャンパーニュ造りの哲学が、

6種のテイスティングを通してよく理解できました。




ありがとうございました face02
  


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2019年04月10日

サン・テミリオン~予習

icon152 今週末からスタートの4月のワイン会!

テーマは『世界遺産のワイン③ ボルドー/サン・テミリオン』!

サン・テミリオンについてカンタンな予習です!



icon152 ボルドー地方の中心を流れる

ドルドーニュ河右岸に位置するサン・テミリオンの街は、

聖地サンティアゴ・コンポステラへの

巡礼時の宿場街として古くから栄え、

中世ヨーロッパそのままの街並みが現在でも残り、

その街全体が、1999年に世界遺産に登録されました。

icon152 サン・テミリオンのワインは歴史が古く、

紀元2世紀、ローマ軍の侵攻により、

葡萄栽培、ワイン醸造がもたらされたのが始まりです。

icon152 カベルネ・ソーヴィニヨン種主体のメドックと異なり、

メルロ種主体でワイン造りが行われ、

メドックよりもまろやかで果実のボリューム感を感じる

赤ワインに仕上がっているのが特徴です。

icon152 1936年、A.O.C.が制定、

さらに1955年格付け制度が制定され、

グラン・クリュ・クラッセが誕生しました。

現在のA.O.C.は以下の通り。

①サンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ
②サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセ
③サンテミリオン・グラン・クリュ
④サンテミリオン
このうち①のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセは、

ABに格分けされ、

格付けは②のグラン・クリュ・クラッセと合わせて

3階級に分類されています。

プルミエ・グラン・クリュ・クラッセAには、

4つのシャトーが認定されています。

Ch. Ausone
Ch. Cheval Blanc
Ch. Angelus (2012年昇格)
Ch. Pavie (2012年昇格)

プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBは、

2012年の改訂で14シャトーが存在しています。

この格付けは10年ごとに更新され、

昇格や降格になるシャトーが出てきますが、

2006年の更新時には、

降格になったシャトーが裁判で無効を訴える事例が起こり、

事実上降格シャトーは無くなるものと思われます。

次回2022年の更新が注目ですネ。

icon152 今回のワイン会では、

③A.O.C.サンテミリオン・グラン・クリュと、

④A.O.C.サンテミリオンのワインが登場します!

①プルミエ・グラン・クリュ・クラッセと、

②グラン・クリュ・クラッセのワインは、

いつかプレミアム・ワイン会で♫

icon152 ワイン会のご案内はicon76コチラをご覧ください!
  


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2019年03月02日

コルクの留め金



icon152 シャンパーニュの大御所ボランジェ社が造る赤ワイン!

先日のプレミアムワイン会でも大好評をいただきました!



icon152 シャンパーニュの赤ワインは、

コルクもシャンパーニュ用のキノコ型のモノを使用!



icon152 フィルムを剥いで見ると・・・奇妙な留め金・・・face08

2016年の世界最優秀ソムリエ選手権大会において、

サービス課題で使用されたシャンパーニュの留め金が、

このの字型の金具だったのを思い出しました!

見たこともない留め金に、出場ソムリエが慌てていました・・・icon196



icon152 ソムリエナイフの刃を引っ掛けてなんとか抜栓!

ガッチリハマってて、外すのがけっこうタイヘンでしたicon10

元々発泡していないのですから、

通常の針金式で良いと思うのですが・・・

この金具にこだわる伝統があるのでしょう。

ナイフの刃が欠けなくてヨカッタ face02
  


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2018年11月22日

ワインセミナー



icon152 ワイン輸入元主催のワインセミナーへ参加しました!



icon152 テーマは、『Ch.コス・デストーゥーネル』!



icon152 講師は同シャトーの輸出部長、シャルル・トマ氏!



icon152 テイスティングはこの6アイテム!



2015 Cos d'Estournel Blanc

スタートは同シャトーが造る白ワインから!

ソーヴィニヨン・ブラン種が主体、セミヨン種をブレンド!

最初は爽やかな酸味と果実味、

時間を置くとまろやかな甘味を感じます!

繊細で優雅な風味!

近年の主流の甘味と樽香をしっかり効かせた

ボルドー・ブランとは一線を画す、

クラシカルな仕上がりになっています!



2014 Goulee by Cos d'Estournel

同シャトーがジロンド川下流のグレ地区で造る赤ワイン!

オー・ブリオン風のボトルが特徴的!

ファーストヴィンテージではカベルネ・ソーヴィニヨン種主体でしたが、

現在はメルロ種を多く用いています!

渋味、酸味、果実味がコンパクトにまとまり好感の持てる風味!

Ch.コス・デストゥーネルのベージックな赤ワインです!



2015 Les Pagodes de Cos

Ch.コス・デストゥーネルのセカンドワイン!

こちらもメルロ種を多めに使っています!

ファーストよりも新樽熟成の比率が低く、

エレガントな風味が持ち味!



2015 Cos d'Estournel

近年のグレートヴィンテージ2015年のCh.コス・デストゥーネル!

圧倒的な果実味、活き活きとした渋味と酸味!

70%新樽熟成をしているとのことでしたが、

特に強い樽香は感じられず、

果実の自然な風味を尊重しているとのこと!

同シャトーの姿勢を感じることが出来ます!



2008 Cos d'Estournel

オフヴィンテージといわれる2008年!

先に試飲の2015年ほどのボリューム感はありませんが、

全体的にまとまりが良く、上質な仕上がりになっています!

私が飲んだものは、わずかにコルク臭を感じたのが少し残念でした。



2005 Cos d'Estournel

偉大な2005年のCh.コス・デストーゥーネル!

香りが前出の2種とは違い、心地よい熟成香を放っています!

まろやかな熟成感と、若々しい力強さを合わせ持ち、

あと数年の熟成が可能だそうです!



icon152 来週28日(水)のプレミアムワイン会で、

セミナーの成果を披露したいと思います!

ご案内はicon74下記をご覧ください!

ありがとうございました face02


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icon152 プレミアムワイン会のご案内
  


Posted by 葡萄酒家とテリーヌテリーヌ at 19:00Comments(0)★葡萄酒家のワイン話

2018年09月30日

ワインの資格

icon152 ソムリエ / ワインエキスパート受験者の為の、

テイスティング試験対策講座、全日程が終了しました!

ご参加の皆様、お疲れ様でした!



icon152 年々難易度が上がってきている

ソムリエ協会の資格試験ですが、

簡単に取得できると資格の信用が下がるので、

高難易度は望むところです!

3年前に、酒販店、酒卸、酒メーカーの為の資格、

ワインアドバイザーがソムリエに統合され、

より高度な知識や技術を要求されるようになりました。

また、ワイン・エキスパート資格取得者が、

協会の役職に就き、ワイン検定の講師に任命される等、

ワイン愛好家の趣味的資格から、

ワインを含む酒業界の発展の一端を担う

重要な資格へと進化しています。

その為、試験の難易度を

意図的に上げてきているのだと推測します。

受験者の皆様は、今が一番きつい時期だと思います。

しかし、試験を突破し、資格を手にしたとき、

新たな世界の扉が開きます!

資格は、その扉を開く鍵なのです!

合格を心より祈っております !!
  


Posted by 葡萄酒家とテリーヌテリーヌ at 17:00Comments(0)★葡萄酒家のワイン話