2018年04月11日
ボックスボイテル


丸く平たい独特の形状をしています。
ドイツワインといえば細長いボトルをイメージしますが、
なぜフランケン地方だけこのカタチのボトルなのか・・・?
それは18世紀のお話、フランケン地方ビュルツブルクのワイン製造所が
当時出回っていた粗悪な安ワインと自身のワインの違いを訴えるため、
独特のボトル形状を採用したのが始まりと言われます。
ボックスボイテルとは『山羊の陰嚢』という意味で、
その昔、山羊の陰嚢を干したものを、
飲料の携帯袋として使用していたところ、
その形状が似ているため、
そう呼ばれるようになったとか・・・。
欧州各地に同様のボトルを使っているワイン産地がありますが、
1989年以降はEUの規定により、
フランケン地方のみに使用が許されています。(一部例外あり)
昔からワインの品質にこだわりを持つフランケン地方!
ワイン会では、3つの白葡萄品種のフランケンワインの飲み比べを、
お楽しみいただきたいと思います



Posted by 葡萄酒家とテリーヌテリーヌ at 17:00│Comments(0)
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